陽子:『良い国っていうのは何なんだろう。二人はどういう生き方がしたい?そのためにはどういう国であってほしい?』
祥瓊:『寒いのやひもじいのはいやだわ。それに私が言ってはいけないのだけど、やっぱり誰かにつらく当たられたり、さげすまれるのは嫌だった。それに耐えるうちに自分だけが不幸に耐えているみたいに誤解しちゃう。』
鈴 :『私もそうだったな。我慢するのをやめればよかったのに・・・。そういうのを我慢しているとなんだか気持ちが小さくなってしまうのよね。』
祥瓊:『そうそう。・・・でも、これって全然答えにならないわね。』
陽子:『・・・。いや、参考になった。』
鈴 :『本当?』
この会話はちょうど三人で、おまんじゅうを食べながら話している場面なのですが、この場面を見ていてN先生が『あんたら不幸が本当にすきなんやなぁ~』いわれた理由の一つなのかな?と感じました。僕にもそんなことを思って過ごした時期がありました。特に祥瓊(しょうけい)の言葉には、ぐっさりと胸に突き刺さり言葉が出ませんでした。この十二国記もっともっといろいろな話を見ていこうと思います。
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