2008年9月30日火曜日
十二国記 第30話。
祥瓊:知らなかった・・・。
楽俊:知ってなきゃいけなかったんだ。公子の祥瓊よりおいらの方が遙かに法にくわしい。それってぼろを着るより恥ずかしいことだってわかるか?
祥瓊:でも・・・
楽俊:世の中のほとんどの人はその毛織物を着ている。誰も恥やしねえ。それが、自分の働いて得た最上のものだからだ。何の努力もなしに絹を着てる連中もいるさ。でもな、努力もなしに与えられるってことは、その値打ち分のことを要求されているんだ。
↑祥瓊(性格はきつそう・・・。でも意外とかわいいかも。。。)
祥瓊:全部私のせいだというの?お父様もお母様も何もしなくていいとおっしゃったのよ。何を知る機会もなかった。そんな人間いくらでもいるわ。慶王だって。そうよ。何も知らずにこちらに流されてきたくせに今は王宮の中で贅沢な暮らしをしている。それでも、私だけ攻められるの!?
楽俊:慶王がにくいのかい?何の努力もなしにかつてのあんたと同じものをもっている様に見えるから。慶王は国と民に責任を負っている。責任を果たさずに手にはいるものなんかねーんだよ。あったとしたらそれは、何か間違っている。間違っていることを楯にとっても誰も認めてくれねーんだ。
楽俊↑
この場面を見て、楽俊がとてもかっこよく見えた。楽俊は、キャラクターとしてはほんわかとしていて、とても暖かい感じがするのですが、この場面の楽俊は、祥瓊の言葉を一つ一つ聞いて、祥瓊の立場を考えて言葉を伝えているということをすごく感じました。楽俊の最後の一言 『責任を果たさずに手にはいるものなんかねーんだよ。あったとしたらそれは、何か間違っている。間違っていることを楯にとっても誰も認めてくれねーんだ。』胸に残る一言です。
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